1週間前から始まった寝ぐずり
" かんしゃく(癇癪・カンムシ) , 夜泣き・ねぐずり "
患者
3ヶ月 男児
来院
2019年3月
症状と来院理由
1週間前から寝かせつけに1〜2時間かかるようになった。添い乳で眠るがすぐに起きて何回も寝かせつけないといけなくなった。
その頃から昼間も抱いていないと機嫌が悪く、よく泣くようになった。
母親の疲れがたまってきてイライラすることが増えたので、上の子の夜泣きが小児はりでよくなったのを思い出して来院された。
治療内容と経過
触診をすると、頭の後ろから肩、背中にかけて緊張があり、その部分を中心に小児はりを施術した。施術中、にこにこして気持ちよさそうにしていた。
後日、小児はりをした日から寝かしつけに困らなくなり昼間の機嫌もよいことを確認した。
体調管理のために1〜2週間に1回小児はりを続けていて、夜泣きや癇癪(かんしゃく)が出た時は間隔をつめて施術を受けている。
まとめ
生後、脳神経の発達にともない経験することが増えてくると、昼間の興奮が収まらないまま睡眠に入ることになり、上手く眠ることができない。眠りの質も悪くなり、結果昼間の機嫌も悪くなる。
そういう場合、後頭部から肩、背中にかけて緊張している部分があり、その緊張を緩めることでリラックスして眠りに入りやすくなり、機嫌も良くなる。
子供がよく眠るようになると、親の負担も減り子育てに前向きになれるので、子供の睡眠で悩んだ時は小児はりを試してほしい。
症例番号
690