生後〜5ヶ月まで続いた夜泣き
患者
5ヶ月児 男児
来院
2021年3月
症状と来院理由
生後ずっと夜泣きが続いていて最近は1時間おきに起きる。
昼間も機嫌が悪いことが多く抱いていないといけない。眠くなると寝ずぐりがひどい。
寝かしていても抱いていてもよくそり返る。
夜泣きに困っていたところ、子育て支援施設で小児はりを紹介していただき来院された。
治療内容と経過
(初診)表情が明るく笑いかけるとよく笑う。排便は毎日あるが上腹部にガスが多い。頚肩、腰仙部の緊張が強いので緊張をとるように施術し、上腹部のガスが減ったことを確認した。寝かしつけや抱き方を問診し改善点を説明した。
(2診目)2日後。少しよくなった気がするが2〜3時間起きていた。初回と同様の施術をする。
(3診目)2日後。夜1度だけ泣いたがすぐに眠った。そり返ることが減り昼間の機嫌もよい。
(4診目)3日後。夜1度授乳に起きるだけになった。
母親も子育てのペースがつかめてきて楽になったとのこと。
小児はりをしていると子供の体調も機嫌もよいので定期的に来院を継続されている。
まとめ
赤ちゃんの夜泣きはしようがないと思われているが、原因をつきとめ改善するとく眠れるようになる。本症例では胃にガスが溜まっていたため不快感があり熟睡することができないのではないかと考え施術した。
生活リズムや赤ちゃんへの接し方を変えることで夜泣きを予防できるので鍼灸師に相談してほしい。
症例番号
863