生後2週間目から始まった夜泣き
" 夜泣き・ねぐずり "
患者
2ヶ月 女児
来院
2017年9月
症状と来院理由
生後2週間頃から夜10時頃から泣き出して4時間位泣き続けるのが続いている。
寝ついた後も、朝まで時々おきる。
夜、泣き始めるとどうやっても眠らず母親や家族が睡眠不足で困り、ネットで小児はりが夜泣きに効果があるというのを見て来院した。
治療内容と経過
初診:睡眠以外は食欲、便通に問題はない。頭部、肩背部の過緊張部分に特に軽い刺激の施術を行った。気持ちよさそうに小児はりを受け、施術後機嫌がよくなった。
家族がなんとかしようと子どもの周りに集まることも刺激になっていると考え、母親にまかせて静かに見守るようにアドバイスした。
2診(4日後):4時間泣いていたのが2時間になった。12時から6時までは起きずに眠るようになった。初診と同様の施術をした。
3診(3日後):夜中ぐずぐず言うことはあるが泣くことはなくなった。
4診(2日後):11時頃〜7時まで眠るようになった。ずっと寝ているので起こして1度授乳するが飲んだ後はすぐ眠る。
母親や家族もよく眠れるようになり体調がよくなった。
その後も小児はりをしているとよく眠り機嫌がよいので、母親の希望により定期的に小児はりを継続している。
まとめ
生後2週間という早期に始まった夜泣きだったが小児はりで改善された。生後すぐは眠りのリズムができていないため、体は休みたいのに脳は興奮した状態になりやすく眠りに入れない不快感で泣いていると推測する。
始めての育児で戸惑っていた母親や家族も十分な睡眠がとれるようになり落ち着いて育児に取り組めるようになった。
症例番号
581