アトピー・肌荒れ
患者
3歳 女児
来院
2019年3月
症状と来院理由
母親が下の子を妊娠した2年前から夜泣きが始まった。寝つきが悪く、就寝が10〜11時頃になる。2,3回夜中に起きて泣き、以前は2〜3時間泣き続けることがあったが、今は少し短くなっている。寝起きの機嫌も悪い。
こだわりが強く、かんしゃくをよく起こす。アトピーが顔、両手足に出て赤く腫れている。
子育て支援センターで当院の紹介を受けて来院した。
治療内容と経過
初診:敏感な子供さんで母親が妊娠に気づく前に、夜泣きと癇癪(かんしゃく)が始まった。頭部、肩背部、腕に過緊張の部分がありその部分を中心に小児はりを施術した。
嗅覚や触覚も過敏である。
2診:前よりよく眠るようになり、起きてもぐずぐず言わなくなった。前回と同様の施術をする。
3〜9診:寝つきが前よりよくなり、夜中に起きてもすぐ寝るようになった。前回と同様の施術をする。
10診:朝まで眠れる日がある。昼間の機嫌もよくなってきた。アトピーもよくなってきて薬を全身に塗っていたのを荒れているところだけに塗るようになった。
11診:朝まで眠るようになった。
12診〜 アトピーの完治をめざして2回/週の施術を続けている。徐々にアトピーの部分が減り、指、肘の部分に少しだけアトピーが出るだけになっている。夜は朝までよく眠り、かんしゃくが減り穏やかな表情のことが多い。
まとめ
敏感な子供さんで、様々な刺激に対する過敏な反応が起きやすい。身体の緊張が強く、その緊張をゆるめることにより症状が改善した。よく眠れるようになるとともに、皮膚の回復も早まりアトピーも改善した。
症例番号
691