喘息
患者
11歳 男児
来院
2018年4月
症状と来院理由
3歳頃から小児喘息があり、夜発作を起こすことがあった。現在は息がヒューヒュー言う時だけ、喘息を抑える薬を吸引している。5月、10月頃に発作を起こす。
アレルギー試験でダニ・ハウスダストが陽性。年中鼻炎で鼻水がよくでる。
このまま喘息が治らないのではないかと心配していたところ、当院に通院したことのある祖母の紹介で来院された。
治療内容と経過
初診:痩せ型で顔色は白っぽいが、体は血色が悪く黒い。腹部打診音は硬い。上腹部、背部、前腕、下腿の皮膚に緊張した部分がある。皮膚の緊張部分に小児はりと灸を施術する。小児はり、灸とも気持ちよいと言う。
2診目〜:1週間に1回の施術を継続する。6診目から肌の色が明るくなってきた。小児はりを初めてから2年間、息がヒューヒュー言うこともなく体調がよいので、健康維持のため定期的に小児はりを続けている。
中学生になり運動部の活動にも積極的に参加しており、母親の不安が解消された。
まとめ
小児喘息のような内科的な症状も小児はりで改善することができる。皮膚の緊張部分にあるツボに施術することにより、自律神経のバランスが整い呼吸を楽にすることができるようになった。
子供の体調が改善することで、親の不安も解消されよい循環となった。
症例番号
626